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2014博物館に初もうで(東京国立博物館)

1月3日、帰省先を早めに辞して、有楽町駅付近火災による運転停止やダイヤ乱れの影響を避け、上野駅チョコクロ食べて、ことし最初の東京国立博物館詣に行ってきた。

 

東京文化会館の横を過ぎたあたりで、右方向から笛や太鼓の祭り囃子が聴こえてくる。「お、獅子舞か?」と期待しながら門を入ると、14:00から本館玄関前で始まった埼玉県立秩父農工科学高等学校秩父屋台囃子保存部の演奏だった。練習量の多さがうかがえるアンサンブルの正確さ、独奏でも個々の力量の高さがはっきりとわかる音色でびっくり。

曲間の部長さん(?)によるお話によると、もとは同好会からスタート、最近では全国高等学校総合文化祭郷土芸能部門第2位、その後上位校による国立劇場での演奏をみかけた館長が、今回の演奏を発案されたとのこと。彼らにとっても誇らしいかもしれないが、こちらもしても外国からの観光客と思われる人たちに、こうした演奏を見てもらえるのはとても嬉しい。

 

興奮気味に荷物を東洋館のロッカーに入れて本館2階へ。

本館 特別1室・特別2室 特集陳列『博物館に初もうで−午年によせて−』(2014年1月2日〜1月26日)

毛の国(群馬県、栃木県)から出土した鞍や鐙。手のこんだアクセサリーで馬を飾るのは、自動車でアレコレ飾りたくなっちゃうのと似た感覚なのかしら。 

「博物館に初もうで-午年によせて-」見どころ紹介(東京国立博物館 - 1089ブログ)

 

本館 8室 書画の展開―安土桃山~江戸

鹿図屏風 柴田義董筆(六曲一双、江戸時代・19世紀) 秋も深まりゆく頃なのだろう、夏毛ながらも牡鹿の角は木質化している。毛は固いながらも生え変わりの時期の質感さえ描かれている。こりゃーシカを観察した人の表現だ!と大興奮。柴田義董は四条派の絵師。ほんとうはどうなんだろう。

 

本館 3室 宮廷の美術―平安~室町

書跡は新春特別公開「元暦校本万葉集」と万葉集の断簡が中心、絵画は

絵画は特別展「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美」にも出陳される釈教三十六歌仙絵巻と、「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」に関連して七十一番職人歌合絵巻(模本)を展示

東京国立博物館 - 展示 日本美術(本館) 宮廷の美術―平安~室町 作品リスト) 

 

 クリーブランド美術館展は会期に入ったら早いうちに行って、この関連展示と合わせてもう一度見たい。「七十一番職人歌合絵巻模本」 上巻伝狩野晴川院(養信)・狩野勝川院(雅信)模(江戸時代・弘化3年(1846)も。

 

 

 『博物館に初もうで』が始まったのは独法化後のいつからだったか。ここ数年ではこの企画目当ての来館者も多く、すっかり定着したようだ。おかげで松林図屏風の前は人だかりになっていて、あんまりじっくり見られなかった(とはいえ、人気の特別展のそれよりはまし)。

  なお、15〜19室は4月19日までリニューアルに伴う閉室中。廊下のような「歴史資料」の部屋は、人も少なめでじっくり見られて大好きな部屋なのだ。ひきつづき残って欲しい。

 

 

入場料:

一般600円(友の会・パスポート会員は不要)

図録購入:

未購入(『初もうで』展の図録はなし)

おうちにもってかえりたい:

葡萄図 1幅 絹本墨画淡彩 立原杏所筆 (江戸時代・天保6年(1835))本館 8室(書画の展開―安土桃山~江戸)

万葉集(元暦校本) 巻第九、巻第二十 本館3室(宮廷の美術)

グッドニホンジカ

鹿図屏風 [1][2] 柴田義董筆(6曲1双、江戸時代・19世紀) 本館 8室

(書画の展開―安土桃山~江戸)

鑑賞所要時間:

約2時間20分